広い敷地があるからこそ生み出せるのびやかな空間に、ワンフロアの生活動線。
比較的狭い土地が多い日本では、2階建て住宅が一般的。
誰もが建てられるわけではない特別感のある平屋の魅力に今、注目が集まっています。
特別感だけではなく、平屋ならではの生活のしやすさや、お家の強度なども注目の理由。
平屋の魅力を読み解いていきます。
ワンフロアにすべて集約することから、自然と家族と顔を合わす機械が増え、コミュニケーションが活発になりやすい特徴が。リビングを中心にした間取りにすれば、家族の外出時も帰宅時も必ず顔をあわすことができます。
ワンフロアで生活ができるため、生活動線が短くなり、体の不自由な人や高齢者も暮らしやすいお家に。将来のことを考えて平屋をチョイスされる方も増えています。
高さがなく、造りがシンプルな平屋は耐震性が優れいているという特徴があります。2階がない平屋は上層部の重みを軽減することができるため、地震時の揺れも少なく、倒壊の危険を軽減することができます。
平屋はシンプルな構造になることが多いため、メンテナンス項目自体が少なく、コストを抑えられるというメリットが。例えば平屋の場合は2階建て住宅と比べ高さがないため、壁や屋根のメンテナンスの際の足場代を節約することができます。
平屋の魅力はなんといっても、『特別感』。シンプルな中にさりげなくこだわりを取り入れたデザイン、海外ドラマのようなアメリカンカントリーな雰囲気、思いっきりモダンなテイスト…広い敷地にどっしりと構える平屋はどんなデザインでも素敵に仕上がること間違いなしです。
同じ延床面積の家を建てる場合、2階建てよりも広い敷地が必要になります。都心部には広い敷地がない場合も考えられ、面積が広くなれば土地の価格も高くなります。
敷地に広さが必要
これで解決!
特別広くない土地であっても天井を高く設けたり、大きな窓を設置して室内を明るくしたりするなど、工夫を凝らして室内を実際以上に広く見せることができます。そうすることで、平屋の建築が叶えられることも!
これで解決!
特別広くない土地であっても天井を高く設けたり、大きな窓を設置して室内を明るくしたりするなど、工夫を凝らして室内を実際以上に広く見せることができます。そうすることで、平屋の建築が叶えられることも!
ワンフロアでの生活は家族間でのコミュニケーションがとりやすいというも面もありますが、逆に言えば家族間でのプライベートを確保するのが難しいというデメリットにも。
プライバシーの確保が難しい場合も
これで解決!
例えば、リビングを通らず各部屋に行けるようなレイアウトにしたり、リビングと寝室の間に中庭や廊下を設けるなどして、プライバシーに配慮した間取りにすることで解決ができます!
これで解決!
例えば、リビングを通らず各部屋に行けるようなレイアウトにしたり、リビングと寝室の間に中庭や廊下を設けるなどして、プライバシーに配慮した間取りにすることで解決ができます!
どの部屋も1階にレイアウトされる平屋は2階建て住宅と比べ、外部から侵入できる箇所が多くなってしまうというデメリットも。特に日中に無人になりやすい寝室などは注意が必要になります。
防犯面での配慮
これで解決!
寝室などの窓は天井付けの高い位置に配置したりすることで、採光も確保しながら防犯面も安心なお家に仕上げることができます。リビングの掃き出し窓は防犯性の高いものを採用するとより安心!
これで解決!
寝室などの窓は天井付けの高い位置に配置したりすることで、採光も確保しながら防犯面も安心なお家に仕上げることができます。リビングの掃き出し窓は防犯性の高いものを採用するとより安心!
point 01窓・開口部
平屋は外壁面積が2階建てに比べて少なく見えるため、窓が目につきやすい傾向にあります。そのため、窓や開口部のバランスに配慮した設計が求められます。外からの視線を遮るためのカーテンやブラインドも家のイメージに合わせてチョイスするとよりお洒落な印象に。
point 02屋根
屋根もまた、平屋の家の印象を左右するポイント。写真のように「ドーマー」を設けてアメリカンな雰囲気に仕上げたり、片流れ屋根でスタイリッシュに仕上げたりと、屋根の形ひとつで大きく印象がかわります。
point 03テラス、ウッドデッキ
洗濯スペースや第二のリビングとして人気のあるテラスやウッドデッキは、平屋をお洒落に魅せてくれるポイントのひとつ。お洒落なアクセントとして活躍してくれます!
point 04アクセント
外観をかっこよく仕上げるために有効なのは、一部アクセントとして異素材を取り入れること。ワンポイントあることで目を引くお洒落な外観をつくりあげます。
point 05勾配天井
勾配天井にして広々とした開放的な空間にすることで、ワンフロアの中にも変化のある、遊びの効いた間取りに。外観にも変化が加わるため、ひと味違うこだわりのお家に仕上がります。
限られた空間のためテンプレート的な間取りになりやすい平屋。しかしリモートワークの普及によりお家時間が増えた今、自分たちのライフスタイルに合わせたお家づくりをしたいというニーズも多くなっています。
快適に暮らせて、更にいつまでも愛せるこだわりのお家。
そんなお家づくりに注目が高まっているからこそ、間取りの工夫やデザイン力が重要。
だからこそ、建築家との家づくりが理想のお家づくりの近道。
プロの建築家だからこその目線で、暮らしやすく更にお洒落な平屋をつくりあげます。
内と外で緑を楽しむ暮らし
建築家
西村 隆志
和を感じる平屋のおうち
建築家
川原 功太郎