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工務店が安いのはなぜ?安さの理由と確認したいポイント

「ハウスメーカーより工務店のほうが安い」と聞いたことはありませんか?
実際に、注文住宅を検討する際、工務店の見積もりがハウスメーカーよりも安くなるケースは少なくありません。
しかし、なぜ工務店は安いのか、その理由を正しく理解しないと、コストだけで判断して後悔することもあります。

この記事では、工務店の注文住宅が安くなる主な理由と、価格以外に確認しておきたいポイントを解説します。コストを抑えつつ、納得のいく家づくりをするために、ぜひ参考にしてください。

 

地元工務店がハウスメーカーに比べて安い理由

地元工務店がハウスメーカーよりも安い理由は、主に以下の5つです。

 広告宣伝費が少ない
 資材の研究・開発費がかからない
 中間マージンが発生しない
 設備やオプションを自由に選べる
 人件費・運営コストを抑えられる

それぞれのポイントについて具体的に解説します。

 

広告宣伝費が少ない

ハウスメーカーは、全国規模でのブランド展開のためにテレビCM、新聞、雑誌、ネット広告など多方面にわたり宣伝活動を行っています。
これらの広告費は建築費用に上乗せされるため、結果として注文住宅の価格が高くなる要因の一つです。
一方、地元工務店は地域密着型の営業を行っており、主な集客方法は口コミや過去の顧客からの紹介です。
SNSや自社サイトなど低コストの広告手段を活用するケースが多く、大手のような高額な広告宣伝費をかけていない分、建築費用を安く設定できるのです。

 

資材の研究・開発費がかからない

大手ハウスメーカーでは、独自の建築資材や工法を開発し、特許技術を活かした住宅を提供しています。
気密性や耐震性を向上させるための新素材や、特殊な工法の研究開発をし続けるためには費用がかかるため、そのコストが注文住宅の価格に上乗せされるのです。
一方で、地元工務店は基本的に既存の資材を使用し、建築資材メーカーから直接仕入れる形をとっています。
独自の研究・開発費は発生しないため、その分建築費用を抑えることが可能です。
また、地元の気候や風土に適した資材を提案してくれるため、より実用的な家づくりができるというメリットもあります。

 

中間マージンが発生しない

全国規模で事業を展開するハウスメーカーは、設計、施工、資材調達を細かく分業化しています。下請け業者や商社を介して資材を調達するため、各段階で中間マージンが発生し、結果的に価格が上がる傾向にあります。
一方で、地元工務店は自社で設計・施工を一貫して行い、資材の調達も地元の建材店や直接メーカーから仕入れることが多いです。
余分な中間マージンを省くことができ、地域の木材を使用する場合は、輸送コストも削減できるため、建築費を安く抑えることができるのです。

 

設備やオプションを自由に選べる

ハウスメーカーでは、標準仕様として一定の設備やオプションがあらかじめ組み込まれているケースが多く、希望していないシステムキッチンや高級な外壁材がプランに含まれていても、削るのが難しい場合があります。
工務店は施主の要望に応じて柔軟に設計を変更できるため、「不要な設備を外す」「グレードを下げる」といった調整が可能です。
結果として、無駄なコストを省きつつ、自分に合った予算内での家づくりができるのが工務店の強みといえます。

 

人件費・運営コストを抑えられる

ハウスメーカーは、全国にモデルハウスや営業拠点を構え、多くの営業担当者や設計士、インテリアコーディネーターを雇用しています。
これらの人件費や運営コストは当然、建築費用にも反映されることになります。
一方で、地元工務店は少人数で運営していることが多く、営業エリアも限られています。そのため、人件費や事務所の運営費、交通費などのコストを抑えることが可能です。
運営の合理化によって、建築費用を抑えながらも、質の高い注文住宅を提供できるのが地元工務店の特徴です。

 

工務店とハウスメーカーの価格差はどのくらい?

一般的に、工務店とハウスメーカーでは坪単価で20~50万円程度の差があるとされています。この差は、これまで紹介した通り、広告宣伝費や中間マージン、標準仕様の違いなどによるものです。
例えば、30坪(約99㎡)の注文住宅を建てる場合、工務店とハウスメーカーでは600~1,500万円の価格差が生じることが一般的です。
45坪(約149㎡)の住宅になると、その差は900~2,250万円に拡大します。
ただし、実際の建築費用は間取りや設備、仕様によっても変動します。
例えば、工務店でも高品質な無垢材や高断熱仕様を採用すれば価格は上がり、逆にハウスメーカーでもシンプルな設計にすることでコストを抑えられる場合があります。
注文住宅を安く建てるには、単なる価格比較ではなく、自分にとって本当に必要な性能や設備を見極めることが重要です。

 

注文住宅が安い工務店の選び方

価格の安さは工務店の魅力ですが、「安いから」という理由だけで選ぶことはおすすめできません。
費用を抑えつつ満足度の高い家づくりをするためには、安心して任せられる工務店か否かを慎重に見極めることが大切です。
続いては、工務店を選ぶ際に確認したい5つのポイントを紹介します。

 

追加費用の有無

見積もりが安いというだけで工務店を選ぶのは危険です。
工務店によっては、契約後に「別途費用」が発生し、最終的な価格が大幅に上がるケースがあります。
見積もりを受け取ったら、基礎工事や外構工事、設備費用などが、すべて含まれているか確認しましょう。
本体価格のみを提示し、付帯工事費を含めていない見積もりには注意が必要です。
また、標準仕様では含まれていない設備や仕様を選んだ場合、追加料金が発生することがあります。
契約前に、最終的な総額がいくらになるのかを明確にしておくことが重要です。

 

自社施工の範囲

大規模な工務店の場合、設計や打ち合わせのみを自社で行い、施工は下請け業者に依頼するケースもあります。
中間マージンが発生すると、思った以上に高くなる可能性があるので注意しましょう。
自社施工の範囲が広い工務店は、中間マージンがかからず建築費を安く抑えられます。
また、職人との連携がスムーズなため工事の品質管理がしやすく、アフターサービスの対応も迅速です。
「施工はすべて自社で行っていますか?」と事前に確認し、どの範囲まで自社対応なのかを明確にしておきましょう。

 

企業の財務状況

地元工務店の中には、ハウスメーカーほどの経営規模がなく、財務状況が安定していない場合もあります。
万が一、施工途中で工務店が倒産してしまうと、家が完成しないリスクもあるため、事前に経営の安定性を確認することが大切です。
工務店の財務状況を確認する方法には、次の3つがあります。

 建設業許可の有無
 決算書の閲覧
 企業の継続性

建設業許可を得ている工務店の決算情報は、都道府県の建設業課で確認できます。10年以上の実績がある工務店なら、比較的経営が安定している傾向にあるでしょう。
さらに、「住宅完成保証制度」に加入している工務店は、万が一倒産しても別の業者が工事を引き継ぐことができるため、より安心して依頼できます。

 

家づくりの実績

工務店ごとに得意とする施工内容が異なるため、自分の希望する家づくりとマッチするかを見極めることが重要です。
例えば、平屋住宅に特化した工務店、ローコスト住宅を得意とする工務店、デザイン性の高い注文住宅を手がける工務店など、それぞれにこだわりや特徴があります。
過去の施工事例をチェックし、以下の点を確認しましょう。

 施工事例が自分の理想の家に近いか
 デザインや間取りのバリエーションが豊富か
 住宅の性能(断熱性・耐震性など)がしっかりしているか

モデルハウスや完成見学会に足を運び、施工の丁寧さを自分の目で確かめるのがおすすめです。

 

担当者の信頼性

家づくりは長期間にわたるため、担当者との相性も非常に重要です。
担当者が信頼できるかどうかを判断するには、以下のポイントをチェックしましょう。

 質問に対して明確に答えてくれるか
 メリットだけでなくデメリットも正直に説明してくれるか
 契約を急かさず、じっくり検討する時間をくれるか

説明が不透明だったり、不安を感じる対応をされたりする場合は、その工務店との契約を慎重に考えたほうがよいでしょう。
担当者の対応からは、その工務店の「信頼性」や「家づくりへの姿勢」が見えてくるため、慎重に見極めることが大切です。

 

工務店で注文住宅を安く建てるポイント

工務店でコストを抑えながら注文住宅を建てるには、いくつかの工夫が必要となります。
ただ単に安くするのではなく、必要な部分には適切にコストをかけ、無駄な出費を抑えることが重要になるでしょう。
ここからは、注文住宅を安く建てるためのポイントを紹介します。

 

予算と優先順位を決める

まずは、家づくりにかけられる総予算を明確にし、どの部分にお金をかけるのか優先順位を決めることが大切です。
「広いリビングが欲しい」「耐震性能を重視したい」「デザインよりも機能性を優先したい」など、家族の希望を整理し、予算内で実現できる範囲を考えましょう。
家づくりのコストには、建物本体の費用だけでなく、地盤改良費・外構工事費・登記費用・引っ越し代などの諸費用も含まれます。
思わぬ出費で資金計画が崩れてしまわないよう、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

 

シンプルな間取り・デザインを選ぶ

間取りやデザインが複雑になるほど、施工の手間や材料費が増加し、建築コストが上がる原因となります。
例えば、凹凸の多い外観や、複数の階段を設置するプランは、余計なコストを生みやすいです。
費用を抑えつつ機能的な家を建てるには、以下のポイントを工夫しましょう。

 総二階建てにする
 吹き抜けを減らす
 建物の形をシンプルにする

1階と2階の形をそろえることで、基礎工事と屋根工事のコストを削減できます。
吹き抜けを減らすと冷暖房効率が上がり、建築費だけでなく光熱費の節約にもつながるでしょう。
注文住宅は角や丸みの多いデザインよりも、正方形や長方形のシンプルな形状のほうが安く建てられます。

 

過剰なオプションは控える

設備や仕様を充実させすぎると、想定以上にコストが膨らむことがあります。
例えば、最新のIoT設備や大理石の床、高性能なオール電化システムなどは魅力的ですが、本当に必要かどうか慎重に判断することが重要です。
オプションは後付けできる場合も多いため、過剰な追加は控えましょう。

 

地元の建材や施工方法を活用

輸入建材や特殊な設備を取り入れると、コストが上がるだけでなく、修理やメンテナンスの際に高額な費用がかかる可能性があります。
地元で入手しやすい建材を活用することで、コストを抑えながら品質の高い家を建てることが可能です。
地元の工務店は、その地域の気候や風土に合った施工方法を熟知しているため、無駄のない設計ができます。湿気の多い地域では通気性を重視した設計を、寒冷地では断熱性の高い構造を提案できるため、ランニングコストの削減にもつながるでしょう。

 

複数の工務店から見積もりをとる

注文住宅を建てる際は、複数の工務店から見積もりをとることをおすすめします。
ただし、価格だけを基準にするのではなく、以下の点もチェックしましょう。

 見積もりに含まれる内容が明確か
 建材や設備の品質は適正か
 アフターサービスの内容は充実しているか

見積もりの段階で不明点があれば、しっかり質問して納得のいく説明をしてくれる工務店を選ぶことも大切です。

 

愛知・名古屋で安い工務店をお探しなら「善匠」にご相談ください

注文住宅を安く建てるためには、価格だけでなく、施工品質・アフターサービスの充実度・工務店の信頼性を総合的に判断することが重要です。

愛知・名古屋で新築住宅を多く手がける「善匠」は、自社で設計・施工を一貫して行っており、地域に根ざした家づくりを提供しています。
施工事例は自社HPやパンフレット、県内各所のモデルハウスにてご確認いただけます。
アフターメンテナンスも充実しておりますので、安心しておまかせください。

 

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